これからネイルサロンを開業する!もしくは開業したいという方。
すでにネイルサロンでバリバリとサロンワークをされている方なら、何をどう準備すればよいのか把握しているでしょう。
しかし、昨今ネイルスクールで技術を学ぶ方の中には、技術を取得しネイルスクールを卒業後、どこかのネイルサロンに就職し経験を積んでから独立をするのではなく、すぐに自宅やマンションの1室などでサロン未経験のまま開業をされている方も増えてきました。
SNSでネイルアートが有名なネイリストさんも、ネイル検定を3級だけ取得後そのまま開業し、インスタなどで火がついて有名になった方もいらっしゃいます。
サロンワークが未経験で独立開業を考えている方、これから開業をするためのリストをまとめました!
Contents
1:ネイル技術を習得する
ネイリストは美容師やまつ毛エクステ技術者と異なり国家資格ではありません。技術があればどなたでも開業してネイリストになれます。
しかし、ほとんどのサロンがネイル検定資格所持者であることがほとんどですし、利用されるお客様側からしても、無資格者よりもきちんとした技術があることがわかる有資格者にお金を出して施術をしてもらいたいものです。
ネイルの検定は様々ありますが、開業する前に最低でもJNEC検定2級以上、ジェル検定中級以上は取得しておきたいものです。さらに、他の競合店と差をつけるなら1級や各ジェルメーカーが設けるエデュケーター資格なども取得されると良いでしょう。
2:サロンのコンセプトを決める
できれば、物件を探す前にまずはサロンのコンセプトを決めましょう。
お客様の年齢、ご職業、主婦向けなのかキャリアウーマン向けなのか、
ジェルネイル専門店に特化するのか、スカルプチュアも含めたトータルのネイルサロンか、
アートを売りにするのか、ネイルケアがメインなのか・・、
等々、開業する前に細かく考える必要があります。
ここでしっかりと集客についての骨組みを作らないと、物件やメニュー決めなどがターゲットが明確になっていないため、分散されてしまい効果的な集客ができないのです。
3:物件を探す~契約する
2でお伝えしたように、自分のサロンのコンセプトが決まったらそれに合った客層を集客しやすい物件を探します。
先ほどの例でいうと、OLさん向けのサロンにしたいのなら乗降客が多い駅の周辺やオフィス街から近い立地に開業することになりますし、主婦向けのお店なら住宅街の中や大型ショッピングモールの近辺などになります。
物件が見つかったら不動産契約を行います。
注意してほしいのがマンションサロンで開業する際、店舗としての契約を認めない場合があります。必ず正直にサロン営業をする旨を伝え、サロンとして借りることができるかを確認してから契約して下さい。
最初はそんなにお客様も来ないしばれないから大丈夫、と思ってはいけません!
こっそりと契約をしてしまうと、サロンのホームページ等に堂々と住所を掲載することができないのです。
契約する際に、看板を設置することができるかも合わせて確認しましょう。
物件が無事契約できたら内装を整えたり、電話回線を引きましょう。携帯ではなく固定電話を引いたほうがお客様にとって、ちゃんと営業している店なのだという安心感を与えることができます。
4:備品を仕入れる
自分のコンセプトに合わせ、ネイルの商材やインテリアなどの備品を仕入れます。
ジェルネイルなど、開業前から何十色もそろえる必要はありません。サロンのお客様の状況を見ながら徐々に仕入れてゆきましょう。
逆に、ネイルチェアなどはお客様が長時間お座りいただくものになります。座りごこちがよく気持ちよくお過ごしいただけるものを妥協せず選びましょう。
5:サロンのHPを作成する
ホームページは自分で作成する場合と業者に依頼する場合もありますが、まずは自分で作成することをおススメします。
簡単に作れるソフトやサイトも多数ありますし、月額1000円ほどを払えばまるでホットペッパービューティーのようにweb予約機能が付いたホームページが作れるサイトもあります。
作成するタイミングですが、できればお店が開業する前でもかまいませんので、今すぐにでも作って下さい。ホームページを開設しても閲覧者が増えてくるまでのタイムラグがあります。メニューやサロン紹介、アートサンプルギャラリーなどは今すぐにでも作成しましょう。
どうしてもホームページを作成するのが苦手だという方は、アメブロなどのブログをホームページ代わりにしてしまうのもおススメです。
6:広告契約を結ぶ
もともと顧客をもって開業されるのならともかく、ゼロからのスタートの場合、初期投資として広告を打つことをおすすめします。
広告も、ホットペッパービューティーのような高額なサイト掲載から、グルーポンなどのクーポンサイト、さらにはタウン誌への掲載やポスティングチラシなど様々な媒体があります。
ここでもステップ2で決めたサロンコンセプトを軸に、自分が集客したい客層ゾーンが一番目にする媒体を選ぶことが大切です。
若年層ならサイトやSNSの掲載、主婦層ならタウン誌、ご年配ならポスティングというように、年代に応じて媒体を上手に使い分けましょう。
サイトに掲載する場合、高額の年間契約料がかかります。
果たして、その掲載費用をかけた分を回収できるのかを熟慮したうえで掲載するかを決めましょう。
7:プレオープン
お店ができたらいよいよオープンです。
と、その前に、プレオープンと称して友人や家族など近しい人を呼んで施術をしてみて下さい。
別にこのときにお金をいただかなくても構いません。
ここで大切なのは、本オープンをした時に設備や運営上の不具合がないかを確認するための予行練習なのです。
駅から歩いてくる際わかりやすい目印があったか、入店した際にスリッパなどは履きやすかったか、BGMのボリュームはちょうどよかったか等々、いらした方に来店した感想をお伺いし、改善点があったら直しましょう。
8:グランドオープン
いよいよ本オープンです!
ゼロからのスタートでの開業の場合、最初から予約がひっきりなしということはありえません。最初の数か月は今後に向けての宣伝期間と思いながら営業をしてゆきましょう。
もちろん、この間もインターネット上での情報発信や集客などは週単位で行ってください。
9:3か月後
グランドオープンから三か月経つと、サロンへの再来率が分かってきます。
ネイルの場合、だいたい3週間~1か月の間の来店サイクルになりますが、もしオープンして3か月経った段階で再来数が少ないのなら、早急にお店のメニューや施術、接客方法を見直してください。
ジェルの持ちが悪いなどの技術的理由なら技術向上をはかるしかないですし、お店の設備や対応に問題があるのならプレオープンの時のように第三者から出来ていない点を指摘してもらいましょう。
10:1年後
オープンして1年後、あなたのサロンはどうなっているでしょうか?
もしサロンをどんどん拡大したいのなら、早い段階でスタッフを雇うことを視野に入れておくことをおススメします。
1年後にスタッフを入れるのなら、オープンと同時に求人を出しておいても良いかもしれません。良い人材を見つけるには時間やコストがかかります。ホームページを作成した段階でスタッフ募集のページを作っても良いですね。
1周年キャンペーンなどを行い、日ごろからいらして下さるお客様への感謝をお伝えしましょう。
開業時にサロンワークが未経験でスタートを切っても、1年も経験をつめばもう未経験者ではありません。自信を持ってほかのネイリストと同じ土俵に立つことができるわけです。
サロンを開業するということは、一人の経営者になるということでもあります。
ただ施術だけすればいいというのではなく、売り上げ管理の問題や人を雇用する問題にもぶつかります。
徐々に業績が上がっていけばすべてを一人で抱え込むのではなく業務を一部委託するということも検討に入れたほうが良いでしょう。そうすればあなたはサロン経営に専念することができるのです。
サロンをオープンさせることは実は難しいことではありません。しかし、サロンを1年、10年と存続することのほうが難しいのです。
あなたのサロンの繁栄を願っています!
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